胸郭拡張テスト

【概要】
3つの異なる姿勢条件にて、前額面における呼吸時の肋骨の可動性を評価しています。
【測定方法】
① 仰臥位: 仰向けに寝て、膝は軽く曲げ、全身をリラックスします。測定者の手を下部肋骨の前外側から覆うようにおき、肋骨と腹部の動きを評価します。対象者は、鼻から5秒間息を吸い、口から5秒かけて息を吐き、これを5回繰り返します。手の動きから肋骨と腹部の広がる方向を観察し呼吸のパターンを評価します。
② 座位: 椅子に座り、全身をリラックスさせます。測定者の親指を胸椎の10番目におき、その他の指と手のひらを下部の肋骨を覆うように置きます。対象者は、鼻から5秒間息を吸い、口から5秒かけて息を吐き、これを5回繰り返します。測定者の手指の動きから肋骨の広がる方向を観察し呼吸のパターンを評価します。
③ 立位: 両足立位姿勢で測定します。測定者の親指を胸椎の10番目におき、その他の指と手のひらを下部の肋骨を覆うように置きます。対象者は、鼻から5秒間息を吸い、口から5秒かけて息を吐き、これを5回繰り返します。測定者の手指の動きから肋骨の広がる方向を観察し呼吸のパターンを評価します。




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